ヤドカリの引っ越しと小さな生態系
こんにちは。今はフィラリア予防の季節でして、おそらく日本全国どの病院も混雑していることと思います。当院は少数精鋭(?)で頑張っておりますが、どうしても待ち時間が長くなってしまい本当に申し訳ありません。
コロナ流行以降は個々の患者さん達がそれぞれ分散ということを考えてくださっているみたいで、混雑の時期を避けて早めに予防に来ていただく方が多く、病院としては非常に助かっております。ありがとうございます。
さて今回も水槽です。我が家の水槽の住人にヤドカリがおりまして、結構かわいいんです。常にアチコチ歩き回っておりますが、何故か高いとことが好きなようでアワビの殻の上に乗ってちょっかい出してみたり、水槽内のパイプをよじ登ってみたり、新しい貝殻を手にもって何やら考えてみたり・・。最初は自前のみすぼらしい貝殻にお住まいでしたが、僕がアマゾンで購入した新居をプレゼントしたところ、色々と内見した結果、お気に召した物件が見つかったようです。
彼は新しい貝殻を見つけるとすぐに近寄ってきます。そしてあたかもヒトが品物を手に取って調べるように、両手のハサミで貝殻を掴んでみたり大きさを測ったりするような動作をします。僕が10個近く与えた貝殻の中から彼のメガネにかなった貝殻は2つあったようです。そして彼なりに新しい貝殻を背負って楽しそうに過ごしていたのですが、ある日・・・・。
彼が脱皮をしようと思って貝殻から出た一瞬のスキを狙って、ハゼちゃんに食べられてしまいました。それは僕がみている目の前で起きた出来事で、こんな出来事は自然界では当たり前のことなのでしょうが、しばらく呆然としてしまいました。この水槽をめぐる物語はまだまだ続くのですが、今日はこの辺で・・。