伊勢の自然 その2/ペットの熱中症に注意
お子様たちは夏休みでしょうか。
ヒトも動物も、この季節には熱中症に気を付けてくださいね。ペットを連れて車でお出かけの際には、あらかじめエンジンを付けてエアコンを効かせておく、常に飲み水を持ち歩くなど、対策をお忘れなく。
特にパグやシーズー等の短鼻種犬や、高齢の犬は要注意です。犬も歳をとりますから、『昨年は大丈夫でも今年は気をつけなくちゃ』と思ってあげてください。濃い毛色の場合には直射日光に当たるとすぐに体が熱くなってしまうので、これをお気をつけて。
さて、また今日も病院とは関係ない話。
先日テレビを見ていたら皆さん潮干狩りをしていました。楽しそうだなぁ。僕もしてみようかな。
でも伊勢の海では漁師さん達がハマグリ漁をしているし、潮干狩り場の話も聞かないし、勝手に
採ったら怒られるよなぁ。
なので三重県の農林水産部へ伊勢湾に漁業権について問い合わせしてみました。
『地区別に漁業権が設置されており、漁業権が設定される貝の種類は地区により異なっています。』
という丁寧な回答と、地区別に設定されている貝の種類を教えてくれました。
これは海上保安庁のホームページの海洋台帳でも確認することができます。
ふむふむ。この伊勢にもいくつかの地区が設定されていますが、僕が行くあたりは・・・。
アサリ・ハマグリ・カキ・バカガイ。この4種類は漁業権があるので採ってはいけませんね。
でも僕が採ってみたいのは『マテガイ』。ちょっとグロテスクな長細い貝です。
クックパッドで調べると、美味しい酒のつまみになりそうなこの貝。
このあたりの海にいるのか分かりませんが・・。でも行ってみよう。
いい歳のおじさんが一人でスコップと塩とバケツを持って砂浜へ。
まずスコップで浅く砂を掘ってみます。5センチくらい。
すると何やら沢山の穴が空いています。マテガイの穴はちょっと細長いはずなので、それらしい穴に
塩をバサバサ入れてみます。
待つこと数秒。おっ、何か出てきた。さらに数秒待つと、にょきっと出てきました。マテガイ。
後は貝の端っこをつかんで引っ張り出すだけです。マテガイは結構抵抗して砂に潜ろうとします
ので身が切れないように綱引きします。
これがマテガイです。小さなやつはマッチ棒くらいの長さ。大きいやつは長さ10センチくらいで
大人の人差し指くらいの太さがあります。
ちょっと気持ち悪い感じですが、採るのは非常に楽しいです。
必要なのは①砂をほるスコップ、②穴にかける塩(100均で購入した調味料用の容器にいれると
とても便利です)。③貝をいれるバケツ。これだけです。
慣れてくれば30分もあれば十分な数が採れますね。
フライパンでバター炒めにするとちょっとクセがありますが、美味しいつまみになります。
採って帰ったらビールが好きなお父さんは喜んでくれると思いますよ。
夏休みの遊びの一つとしてどうでしょうか。やっぱり伊勢はいいなぁと、今日も思いました。