院内設備のご案内

【セルタックα】(全自動血球計算器)

セルタック 全自動血球計算器白血球数、赤血球数、血小板数、ヘマトクリット値などを自動で測定する機械です。犬、猫それぞれのモードで精度の高い測定が可能です。貧血の有無は主にこの機械で確認します。

一概に白血球といっても、好中球・リンパ球・単球・好酸球などの様々な細胞が含まれます。病気の診断にあたってはこれら白血球の分類(百分比)による情報も重要ですし、末梢血中の異常細胞(腫瘍細胞)の出現や、バベシアやヘモプラズマといった赤血球内寄生虫の確認のために、機械での測定に加えて血液塗抹標本を作製して顕微鏡で観察しています。

【FUJI DRI-CHEM 4000V】(血液生化学分析装置)

ドライケム 生化学検査

血液生化学検査のための機械です。

肝臓および胆道系(GOT/GPT/ALP/GGT/T-Bil)・腎臓(BUN/Crea)・血糖値(Glu)・中性脂肪(TG)やコレステロール(T-Cho)、電解質(NA-K-CL/iP/Ca)・蛋白質(TP/Alb)等、様々な項目を測定することができます。

犬においては炎症の指標として重要な意味を持つCRP測定にも対応しています。

 

 

【コニカ REGIUS ΣⅡ】 (CR:デジタルレントゲン読取装置)

デジタルレントゲン CR装置

レントゲン検査では撮影した画像は即座に診察室のPCに送られますのでお待たせすることがありません。デジタルレントゲンでは撮影後にコントラスト調整や拡大等ができますので、正確な診断に結びつきます。

過去の画像もその場で呼び出せますので診察室のPCで画像を比較しながらこれまでの治療経過をご説明することができます。

また従来のアナログ方式と違って現像液などの廃液が出ませんので環境にも優しい装置です。

【LOGIQ V5 Expert】 (超音波診断装置:エコー)

エコー 超音波診断装置腹部臓器の画像診断と心機能を検査するためのカラードップラー対応の超音波診断装置です。検査の際に被毛を濡らしてゼリーを塗る必要がありますが、痛くない検査なのでご安心を。飼い主様も付き添いのまま検査を行なうことができます。

腹部・心臓ともにとても情報量の多い検査であり、当院での検査の一角を担う大事な検査です。

腫瘍診断の際には超音波画像で血管を避けながら腹部臓器の病変に穿刺することができます。迅速かつ正確な診断の補助に加え、最小限の負担をで経過観察をおこなうことができる検査です。

デジタル顕微鏡

顕微鏡 細胞診 病理糞便検査や尿検査、皮膚検査など、動物病院には欠かせない検査機材の一つです。

腫瘍診断の際には細胞診は非常に重要で実施頻度の高い検査ですが、採取した細胞をその場ですぐ顕微鏡で確認することで迅速な診断が可能となります。

顕微鏡にはタブレットが付いており、検査の結果を飼い主さんにお見せしながらご説明することができます。
また顕微鏡の画像をデジタルデータとして保存することも可能です。

 

【ICU】(集中治療室)

IUC 集中治療室

重症患者のための集中治療室です。

室温、湿度、酸素濃度をコントロールすることができます。心臓疾患や呼吸器疾患の緊急時にはなくてはならない設備です。

内部のコンピュータには、いつ、何が行われたか処置の内容と時間が記録できるようになっており、重症患者に対してきめ細かなモニタリングと対応が可能です。

 

 

【SonoSurg(ソノサージ)】【超音波手術システム】

ソノサージ 血管シーリング装置

超音波振動による熱で周辺組織を出血しないように凝固させながら組織や血管等の切開を行います。従来の手術であれば縫合糸で血管を結紮してから外科鋏で切離していましたが、このシステムを使用すると結紮や切離を個別に行う必要がありません。優れた凝固切開能力で確実かつ効率的な手術を行なえます。

動物病院で多く実施される去勢手術や避妊手術においても迅速な組織や血管の処置が可能なため大幅な手術時間の短縮ができるだけでなく、体内に縫合糸を残すことなく手術を行うことが可能ですので、術後の縫合糸による肉芽腫の心配がなくなりました。

【入院室用ウェブカメラ】

入院室ウェブカメラ 入院室ウェブカメラ暗視
入院室用の監視カメラです。
病院スタッフが外出先でもPCやスマートフォン等を使用していつでも、どこにいても入院室の全室が確認できるようになっています。夜間など照明を暗くしている状態では自動的に暗視カメラに切り替わります。24時間体制とまではいきませんが大事な我が子を病院に預けている飼い主様のご心配を少しでも解消できればと思います。